三野養鶏では、純国産鶏「もみじ」を飼っています。いま市販されている卵のおよそ96%が外国から入ってきた品種です。外国産の方が、少ない食事で採卵率が良く、飼いやすいといわれています。それでも純国産にこだわるのは、日本の農業(鶏)を守りたいと考えているからです。
そのうえで、高級品になりすぎないよう卵を産む少し前からケージで鶏を飼育することでコストを抑え、当たり前に食べていただけるように心を配っています。
一方で、鶏が生き物らしくのびのび育ってほしい、鶏や自然に寄り添いたいという想いもあり、「のびこっこ」という愛称で平飼いでの飼育も行っています。今後は「のびこっこ」を少しでも増やしていきたいと考えています。
近隣の学校給食にも使われているため、地域の人たちは小さなころから、三野養鶏場の卵を食べて育っています。また、ときには農業体験の中学生を受け入れ、地域貢献も行っています。
卵がどんなふうに生まれるのか、どんな思いで育てているのか、それを知ってもらいたいと願っています。
地元密着の養鶏場だからこそ、消費者と生産者の距離が離れていく昨今の傾向を危惧し、互いに知り合う機会がもっとあればと願っています。
三野養鶏場の自然志向の卵は、近隣エリアのいくつかの産地直売場で販売されています。天橋立ワイナリーの直売所「ぶどう畑のマルシェ」もそのひとつです。
鶏 園 | 三野養鶏場 |
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飼養羽数 | 1,500羽 |
代 表 者 | 三野 悟 |
所 在 地 | 〒626-0405 京都府与謝郡伊根町本庄上273-1 GoogleMap |